保育園や幼稚園の友だちと一緒に歩く園外保育の散歩は子どもが大好きな遊びのひとつ。
ですが園児の列に乗用車が突っ込むなどの悲しい事故が報道されると、他人事ではない気持ちになります。
そこで今回は園外保育の散歩のときに、危険から子どもを守る6つの安全対策をご紹介します。
絶対安全という保証はどこにもない
園児が事故に巻き込まれるニュースをあなたが聞いたとします。
あなたは「なんてかわいそうなんだ・・・」と思いながらも、心のどこかで「自分たちは大丈夫だろう」と安心していませんか?
この世の中には、100%の安全が保証されているものはどこにもありません。
保育者である(または保育者を目指している)以上、そのことをまずは理解しておきましょう。
「危険を減らす」という考え方
あなたがどんなに気をつけて保育をしていても、危険は常に付きまとうものです。
だったら、すこしでも危険を減らす方法を考えてみてはいかがでしょうか。
100%安全な状態に限りなく近づけることを考えると、起きる危険を減らすことができます。
すると結果的に危険から子どもを守ることにつながると考えます。
それでは園外保育で散歩をするときに危険を減らす6つの安全対策の方法をご紹介します。
子どもを危険から守る6つの安全対策
【安全対策1】子どもをまっすぐに並ばせる
子どもはこれから車も自転車も走っている道路のそばを歩きます。
誰か一人でも列からはみ出して歩いていれば、はみ出した子どもが車や自転車と接触する可能性はぐっと高くなります。
大きくはみ出すほど危険度は高くなっていきます。
子どもをまっすぐに並ばせることは、おのずと子どもの安全にもつながるのです。
【安全対策2】子どもの人数が多ければ2列で手を繋がせる
散歩に出かけるクラスの人数がすくなければ1列でも大丈夫です。
ですが学年単位で散歩をする時など、子どもの人数が多くなればなるほど列が長くなりますよね。
当然列が長くなるほど大人の目が行き届きにくくなり、危険につながる可能性も高まります。
そんな時は散歩に出発する前に子どもを2列に並ばせ、手をつないでもらいます。
こうすることで単純に列は1列の時の半分の長さになります。
列が短くなれば大人の目も指示も子どもたちに行き届きやすくなりますので危険を減らすことができます。
階段を登るとき降りるとき、坂を登るとき降りるときは手をつないだ状態だと危険です。
万が一、一人が転んだらもう一人も道連れになってしまうからです。
状況を見て手を離す投げかけが必要です。
【安全対策3】子どもと子どもの列の間隔を空けさせない
子どもと子どもの間隔が空くということは、その分だけ列全体が長くなります。
先ほどご紹介したケースと同じですね。
列が長くなればなった分だけ車や自転車と衝突する対象が広がり、また保育者の目も指示も通りにくくなります。
子どもと子ども同士の間隔を空けさせないように努めれば、全体をコンパクトにまとめることができます。
列全体が短くなれば保育者の目も指示も通りやすくなり、危険を減らすことにつながります。
【安全対策4】子どもの列の先頭と最後尾に保育者がつく
園外保育の散歩では列の先頭と最後尾に必ず保育者が付き添いましょう。
保育者が列の前後に入ることで列全体をコントロールしやすくなるので危険を減らすことができます。
もし可能なら3人目の保育者を配置し、フリーで動けるようにします。
そうすれば横断歩道を渡るときや見通しの悪い角を曲がるときに子どもをより誘導しやすくなります。
【安全対策5】車や自転車が迫ってきたら立ち止まる
車や自転車が迫ってきたら、子どもに車や自転車が迫ってきていることを知らせて、その場で立ち止まりましょう。
もちろん安全を確認した上での立ち止まりです。
子どもがその場で立ち止まることで、列からはみ出る子も減らせますし、危険から子どもたちを守ることにつながります。
車や自転車が通過したら安全を確認し、再度歩きはじめましょう。
【安全対策6】横断歩道を渡る時はなるべく短い列になる
特に幹線道路や交通量の多い道路の、信号機がある横断歩道を渡る場合です。
信号機付き横断歩道の場合は、無理に渡ろうとしないことがポイントですよ。
子どもがある程度集まったら車や自転車に気をつけなあら、列をできる範囲で2~3列になるように誘導します。
なるべく列が長くならないようにコンパクトにまとめましょう。
そして横断歩道を渡るときは最後尾を歩いていた保育者が横断歩道の真ん中に立って子どもを誘導します。
渡っている最中に信号が変わりそうなら、無理をせずに次の青信号を待ちましょう。
まとめ
繰り返しになりますが、100%の安全の保証なんてものは絶対にありません。
園内でも完全に防ぐことが難しいのに、それが園外保育ならなおさらです。
このことをまずは保育者が知り、その上で安全対策を心がけることが子どもを守る近道になるのです。