子どもの感性を育てる!折り紙を活かした絵画あそびと声かけの例

保育園や幼稚園で使える絵画遊びをご紹介します。

 

折り紙で動物を作ったら画用紙に絵を描いて貼ってみよう!

子どもがイメージしやすい声かけの例もまとめました。

 

完成した作品はクラスの壁面飾りにもおすすめです。

この遊びで得られる経験

  • のりをうまく使えるようになる
  • クレヨンで絵を描く楽しさ知る
  • 想像力を膨らませて絵を描けるようになる
  • 折り紙の楽しさを知る

 

用意する材料

  1. 画用紙(色は自由)・・・1枚

 

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用意する道具

  1. のり
  2. クレヨン

 

あわせて読みたい記事

使用する道具はこちらのページで詳しくご紹介しています。

 

折り紙を使った絵画遊びの手順【図解】

【 手順1 】折り紙作品、画用紙、クレヨンを用意する

それでは折り紙を使った絵画遊びを始めましょう。

今回は動物のゾウの折り紙を使います。

 

 

折り紙作品のゾウの折り方はこちらの記事で解説しています。

あわせて読んでみてください。

 

【簡単 動物の折り紙】子どもの導入に最適!かわいいゾウの折り方

 

【 手順2 】画用紙に動物の体を描いていく

材料が揃ったら画用紙に絵を描いていきます。

今回はサンプルで大きな体のゾウが原っぱでりんごを食べている絵を描いていきます。

 

せっかくなので実際に子どもに絵画の導入をする時のようにご紹介してみたいと思います。

 

なおぞう

最初はみんなの画用紙に大きなまるを描くよ。

 

ゾウって体が大きいよね。

だから先生も大きなまるを描いてみたよ。

 

 

なおぞう

ゾウさんは力が強いから、先生も強く描いてみたよ。

みんなは描けるかなー?

できるー。

まる、かんたんだもん!

こども

なおぞう

そうだよねー。

みんなは先生よりも上手だもんね。

 

今度はゾウさんの足を描くよ。

ゾウさんは大きな足が4本あるから、先生も大きな足を描いてみたよ。

 

 

なおぞう

そうだ!みんな知ってた?

ゾウの足って、みんなと同じでがあるんだよ。

 

しかも大きな爪なんだ。あとしっぽもあるんだよ。

忘れずに描いてあげようね!

 

 

なおぞう

今度はクレヨンでゾウさんの体に色を塗っていくよ。

先生が折り紙で作ったゾウさんの色って何色だったか覚えている?

えーっと・・・、あっ!水色だ!

こども

なおぞう

(ゾウの折り紙を見せながら)そうそう、水色だったね!

じゃあ、先生はゾウさんの体を水色にしよーっと。

 

 

なおぞう

ゾウさんってとても強いから、みんなも色を塗るとき強く塗れる

できるー!かんたーん!

こども

なおぞう

そうだよねー。みんな上手だもんね!

みんな上手だから、線から出ないで色も塗れちゃうかな?

 

MEMO

 

ここで線の中に色を力強く塗ることにさらっと触れてみました。

 

今回のような何気ない遊びからクレヨンでしっかり塗ることを覚えていくと、これから絵画の経験をする時に表現の幅が広がります。

 

はじき絵あたりの活動は特に楽しめると思います。

 

 

なおぞう

色を塗ったら折り紙で作ったゾウさんの後ろにのりを塗るよ。

端っこの方までのりを塗れるかな?

 

 

で・・・できるもん!

こども

 

MEMO

 

のりの活動をするとき、必ず一人くらいはのりをちょこっとだけ塗って貼り付ける子がいます。

 

それでもくっつくので良いとする意見がありますが、私だったら端の方までのりをしっかり塗って貼リ付ける経験の機会を子どもに与えます。

 

これは「のりが少ないと紙はどうなるのか」「のりが多いと紙はどうなるのか」「端まで塗らないと紙はどうなるのか」などを子ども自身に気づいてもらうためです。

 

 

なおぞう

もし端っこの方までのりを塗れるか心配な人は先生に教えてね。

 

では、のりを塗ったお顔を体に貼ると・・・。

 

じゃじゃん!

ゾウさんの完成!

 

 

おぉーーー!

こども

なおぞう

最後はゾウさんの周りに好きな絵を描いてあげてね。

先生は原っぱでりんごを食べているゾウさんの絵を描いてみたよ。

 

 

なおぞう

さぁ!今度はみんなの番だ!

黒のクレヨンを持った人から描いてもいいよー。

 

MEMO

 

今回の活動例では色をはっきり描くことをねらっています。

 

ですので子どもには線がはっきり出る黒で描いてほしかったのです。

 

そのため、最後の言葉がけで「黒のクレヨンを持った人から~」とわざと言ってみました。

 

 

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作り方のポイント

今回の絵画あそびでは「クレヨンで力強く描けるようになること」「端までのりをしっかり塗って貼り付けること」このふたつの経験を子どもにしてもらうことをねらっています。

 

ですので、今回の例では題材がゾウでしたので「力強いゾウ」にちなんで「力強く描く」としました。

こう伝えたほうが子どもにとって分かりやすいですからね。

 

ですが、あくまでこれはこじつけにすぎません。

 

保育者がねらっている活動を子どもがクリアできるのであれば、言葉がけの中身はなんでもいいと考えています。

あなたなりの言葉で子どもに伝えてみてくださいね。

 

(ですが子どもが分かりやすい言葉で投げかけてあげるということが大前提ですよ。ここは忘れずに!)

 

遊び方

「作った折り紙からイメージを膨らませて絵を描く」ことが今回の活動の遊びポイントです。

子どもが自由に想像した世界を絵で表現していくおもしろさを存分に楽しんでください。

 

絵の具は今回の例では使いませんでしたが、クレヨンで描いた絵の上に絵の具を塗れば「はじき絵」にもなります。

海の中空の色を表現するときにいいかもしれませんね。

 

【 コラム 】絵画のイメージが湧かない子どもへの関わり対応

絵画の導入はいろいろありますが、最後に絵のイメージが湧かず、なかなか描き進められない子どもへの関わり対応をご紹介します。

 

絵のイメージを膨らませられずに困っている子どもは本当に描けないのでしょうか?

実は本当に描けないわけではありません

 

「友だちが見ているから恥ずかしい」

「こんな絵を描きたいけど、何から描いたらいいのか分からない」

 

理由はさまざまだと思いますが、要するに描き始めるきっかけをつかめず困っているのです。

だったら、その描き始められるきっかけを保育者が与えてあげればいいと思いませんか?

 

たとえば、作った折り紙を画用紙の上にそっと置き、イメージを膨らませやすい言葉をかけてあげてみてください。

 

 

なおぞう

やっほー、ゾウさんが遊びに来たよ。

そういえばゾウさんの体って、どんな体だっけ?

 

大きいのかな?小さいのかな?どっちだと思う?

先生と一緒に描いてみようか!

 

なおぞう

ゾウさんの好きな食べ物ってなんだと思う?

 

先生はバナナが好きだけど、太郎君の作ったゾウさんは何の食べ物が好きなのかな?

 

先生と一緒に描いてみようよ!

 

時間はかかるかもしれません。

ですが、保育者が子どものイメージが膨らむような声をかけ続けることで、すこしずつ描けるようになります。

先生と一緒に」という言葉が、この援助のキーワードです。

 

子どものそばに寄り添って、時に一緒に描いて。

そして子どもがすこしずつ描けるようになってきたら、そっと離れて様子を見守りましょう。