通年を通して遊ぶことができるコマの作り方をご紹介します。
保育園や幼稚園といった保育現場では、正月シーズンの時など冬の遊びとして取り入れられていることが多いようです。
この遊びで得られる経験
- 絵を描く想像力を膨らませることができる
- 描いた模様が回った時に色が変化することに気付くことができる
- コマをうまく回すための力加減が分かるようになる
- 指先を使った遊びの経験ができる
用意する材料
- ペットボトルのキャップ・・・1個
- 竹ひご・・・1本
用意する道具
- はさみ
- 油性ペン
- ピンバイスドリル
使用する道具はこちらのページで詳しくご紹介しています。
コマの作り方【図解】
【1】ペットボトルのキャップに穴をあける
それではコマを作っていきましょう。
最初は用意したペットボトルのキャップに穴をあける作業です。
穴はピンバイスドリルを使うとかんたんにあけることができます。
ピンバイスドリルとは工具のドライバーのような形をした、小さな工作用ドリルのことです。
ペットボトルキャップの真ん中あたりに穴をあけます。
キャップの真ん中あたりであれば、穴をあける場所はどこでもオッケーです。
コマは遠心力で回るおもちゃですので、より長い時間の回転を目指すなら正確な真ん中をねらって穴をあけましょう。
穴をあけると、キャップはこんな感じになります。
穴をあけたらペットボトルのキャップに油性ペンで好きな模様を描いていきます。
今回私は2色の油性ペンで縦の模様を描いてみました。
【2】竹ひごを切って持ち手を作る
次に竹ひごを用意します。
竹ひごのお尻部分を3~5cmほどはさみで切ります。
ちなみに、地面に接する竹ひごが短いほどコマは安定するのでかんたんに回すことができます。
反対に、地面に接する竹ひごが長いほど不安定になるので回す時の難易度はあがります。
子どもの様子に合わせて竹ひごの長さと難易度を調節してください。
【3】キャップと竹ひごを合体して完成
ここまで穴のあいたペットボトルのキャップと、短く切った竹ひごの用意ができました。
いよいよふたつのパーツを組み合わせます。
ペットボトルキャップの上から切った竹ひごを入れていきます。
ペットボトルキャップに竹ひごを入れて、位置の細かい調整をしたらコマの完成です。
作り方のポイント
記事の中でもサラッと触れましたが、地面に触れている竹ひご部分が短いとコマは回しやすくなります。
短いとこんな感じになります。
反対に地面に触れている竹ひご部分が長いと難易度は高くなります。
長いとこんな感じです。
また長く遊んでいるとペットボトルキャップにあけた穴がだんだん広がってくると思います。
こうなってしまうと穴のサイズと竹ひごのサイズが合わなくなるので、コマまわしができなくなります。
そんな時は竹ひごにセロハンテープを軽く巻いて、幅をすこしだけ広くしてあげるとまた復活します。
テープは巻きすぎてしまうと今度はペットボトルキャップの穴に通らなくなりますので、テープの長さを加減しながら巻いてくださいね。
遊び方
完成したコマは思いっきり回して遊びましょう。
友だちと一緒にコマが回り続ける時間を競っても楽しいですし、回転するコマ同士をぶつけ合わせてバトル形式にしても楽しいと思います。
またキャップの周りに描く模様を工夫すると、回転した時に鮮やかな色合いを楽しむこともできます。