保育者なら知っておきたい!連絡帳が持つ意味と役割

連絡帳は子どもの成長や健康状態についてなど、園と家庭が情報交換をするために欠かせないグッズです。

 

子育てにおいて大事な情報を園と家庭が共有するために、連絡帳はどんな役割を持っているのでしょうか?

今回の記事では連絡帳が持つ意味や役割をご紹介します。

 

連絡帳の役割を知っていますか?

連絡帳は子どものことを一日を通して見守り、家庭と園が一体となって適切な保育をするために欠かせないものです。

 

連絡帳の役割は、保育者が保育園や幼稚園での子どもの様子を保護者に一方的に伝えるだけではありません。

 

保護者からも家庭における子どもの様子や子育て上の悩みなどを書いてもらうことで初めて機能します。

園と家庭とが協力しあうことで、子どもに対してより良い保育をすることができます。

 

連絡帳には保育者が保護者をサポートする役割もある

また連絡帳には保育者が保護者の子育てをサポートをする役割もあります。

 

2008年の保育所保育指針の改定で、新しく「保護者に対する支援」という項目が加わりました。

これにより保育所の役割のひとつとして「保護者の養育力の向上を資するよう、 適切に支援すること」が明確になりました。

 

また幼稚園教育要領の第1章総則第2には「幼稚園は家庭との連携を図りながら、(中略)幼稚園教育の目標の達成に努めなければならない」とあります。

また同じく総則第3には「幼児の生活全体が豊かなものとなるよう家庭や地域における幼児期の教育の支援に努めること」と書かれています。

 

つまり保護者および家庭との緊密な連携をとり、必要な時に必要な支援を行うことは保育者の大切な務めなのです。

こうした家庭と園とを結ぶ架け橋の役割を果たすものが連絡帳なのです。

 

連絡帳に書く内容は年齢や園によって異なる

連絡帳のフォーマットは保育施設や子どもの年齢よってさまざまです。

そのため特に決まったフォーマットがあるわけではないことが特徴です。

 

たとえば0歳児の連絡帳には、1日の授乳回数や排便の時間帯や回数、睡眠の様子を記録する欄が多く設けられています。

これは園と家庭が連続して保育を行えるように、必要な情報を分かりやすく伝えるために盛り込まれています。

 

また1歳児~2歳児の連絡帳では、より項目がシンプルになります。

理由は子どもの食事が離乳食へ切り替わったり、食事や排便の回数も0歳児に比べるとすくなくなったりするという成長が見られはじめるからです。

 

そのため24時間の流れを細かく記録するというよりは、食事内容・排便の有無・昼寝など、子どもの全体的な健康状態と発育を把握する内容になっています。

 

そして3歳児から5歳児にかけては、子どもの体の成長にともない体調が安定しはじめ、意思表示もしっかりできるようになってきます。

そのため3歳児からは連絡帳を使わなくなる園や、必要な時だけ連絡帳を利用するという園も出てきます。

 

書く内容も食事や排便についての内容が比較的すくなくなります。

代わりに園や家庭で子どもが遊んでいる様子や、子育てや子どもの友だち関係の悩みなどを相談する内容が多くなっていきます。

 

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保護者からのメッセージを受け止める

保護者から受け取る連絡帳には、その子どもの保育を家庭から引き継ぐ役割があります。

そのため、朝の連絡帳には保育する上で重要なメッセージが込められています。

 

メッセージの具体的な内容ですが、その日の健康状態や家庭での様子がほとんどです。

 

また連絡帳の内容によっては、保護者の子育てに関する相談や悩み事への対応をすることもあると思います。

忙しい仕事の合間をぬっての対応となるため、保育者にとっては少々負担が大きいかもしれません。

 

ですが、悩みというものは誰かに聞いてもらうだけでも気持ちがすーっと楽になるものです。

保育者のあなたは「いいアドバイスをしなくてはならない!」と気負わずに、 まずは保護者の声に耳を傾けましょう

 

そして、相手の気持ちに寄り添うような姿勢で受け答えをすると良いと思います。

 

MEMO

 

相談される内容によっては、必要に応じて主任や園長に相談することもあるかと思います。

 

一人で抱え込まず周りの同僚に相談することも大事です。

 

 

大切な記録としての連絡帳

家庭と園との間を毎日行き来する連絡帳。

連絡帳は、いわば家庭と園の共通の育児日記のようなものです。

 

あとで連絡帳を読み返すと、その時の子どもの成長の様子や心に残るエピソードなどが散りばめられ、ほっこりした気持ちになります。

同時に、保護者と保育者どちらにとっても貴重な記録になっていることが分かります。

 

保護者は保育者に口ではなかなか言いづらいことでも、連絡帳にだったら想いを書きやすいということもあります。

 

中にはさまざまな悩みを本音で書いてきてくれることもあります。

これは本当にありがたいことです。

 

もしも保育の経験が浅く、連絡帳の返答に困ってしまうようなことがあったら、同僚や主任に相談してみましょう。

大切なのは一人で抱え込まないことです。

 

園での様子を一言添えてあげるだけで、保護者は嬉しい

保護者は保育園や幼稚園での我が子の様子を常に気にかけているものです。

 

保護者一人ひとりへの対応は大変ですが、その日に起きたささやかなエピソードを連絡帳に添えてあげるだけで、子どもの日常が保護者に伝わります。

 

私の場合はすこし大きめのふせんに今日の様子を3行くらいにまとめて書いて発信していました。

もちろん時間的に一度に全員分の様子は書けませんので、1日に5人程度、だいたい一週間かけてクラス全員分の様子を発信するようなイメージで取り組んでいました。

 

本当にささやかな文章で保護者のみなさんには恐縮でしたが、ほとんどの方に喜んでもらえたことは嬉しかったですね。

 

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まとめ

いかがでしたか?

連絡帳が持っている意味と役割がお分かりいただけたのではないでしょうか。

 

今回の記事の内容を要約すると「こまめに園での様子を保護者に発信しよう」ということです。

 

子どもの様子は必ず連絡帳に書かなければいけない、というわけではありません。

連絡帳がなければメモ帳にでもふせんにでもいいので、とにかく園での子どもの様子(頑張っていたことや成長したこと)は保護者にどんどん発信していきましょう。

 

コツコツ継続していけば、保護者から厚い信頼を得られるかもしれませんね。

ファイトです!